2017.03.03
園長先生の日記
どこかで春が…
朝のお集り、子どもたちは新しい歌を教えていただきました。
おうちのみなさんもよく知っているあの歌、そうです。「どこかで春が」あの歌です。
春の歌はたくさんありますが、この歌が大好きです。
寒い暗い冬を過ごし、春を待ちわびる私たちにとってすごく共感できる歌です。
1 どこかで春が 生まれている
どこかで水が 流れ出す
2 どこかでひばりが ないている
どこかで芽の出る音がする。
3 山の3月 東風吹いて
どこかで春が 生まれている
3番の「東風(こち)吹いて」は子どもたちにとって難しいので、そよ風吹いてと歌わせています。
作詞者は百田宗治氏、作曲者は草川信氏。草川氏は初代斎藤正直おじさまの芸大当時のお仲間とのこと。また「どこかで春が」が発表されたのは大正12年。二葉幼稚園の旧園舎が完成したのもこの年でした。
余談ではありますが私たちが春の情緒溢れると感じるこの歌も戦前の軍国主義に反対する声を聞き、平和への思い=春の訪れ、ということから書いたともいわれているそうです。