2018.07.20 園長先生の日記

せみ

夏と言えば海、夏と言えば蝉の声…
そういえば全く蝉の声が聞かれない。
まだ早いのかな…
きよはるおじさんとそんな話をしていたら「7年前、蝉の数が少なかったんだろう」という。
蝉の幼虫は7年間地中で生活し、成虫となって地上では1〜3週間くらいしか生きられないのだ(アブラゼミは4年間くらい地中で暮らします)。
そうすると7年後、また蝉の和が少なくなるのだろうか。

まだ古い園舍の頃、20数年前になるが、園庭に沢山の小さな穴が開いているのを発見した。
蝉が地上に出た穴だった。
夏休みで子どもたちのいない昼下がり。庭いっぱいに蝉が鳴き始めた。
「蝉しぐれ」という言葉がある。まさにそれだった。上下左右から響き渡る。
4chサラウンド超立体音響だった。
脇にいる人と話をしてもほとんど聞こえない。
忘れられない二葉の夏の風景だった。

夏休みがやってくる。
今年は酷暑の夏になる予報もある。
まずは健康第一に過ごしていただきたい。

そして夏の天候・気象、虫たち、夏の草花などにも目をむけていただけるといいなあ。
何かひとつ夏の思い出ができるといいな♪